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◇第15回目!◇
こんにちは、土屋です。勝手にほたる横丁町民会報の定例化を目指しています。 今回から何回かで「ゲームでは語られることのない、設定思惑裏の裏!」という 企画を勝手に立ち上げたいと思います。相変わらず思いつきの行き当たりばった りですが、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
さて、記念すべき第一回目は、「謳う丘」の意味について迫ってみます。謳う丘 の日本語の解釈は非常に難しいと思います。古文に沿ったものでもなければ、漢 文とかでもないわけで、いわゆる「造文」ですから。ただひたすら想いを紡いだ結果の詞ですので、聴き手それぞれにそ れぞれの形で「謳う丘」の想いが伝わったのではないかと思います。
だいぶ時期も立ちましたし、そろそろ私の意図していた「想い」を伝えたいと思 います。「謳う丘」の日本語部分、実はこんな想いが込められていたんですよ。
天上を翔舞う 霊囁き結えば
~もし貴方が嬉しさに溢れているとき その気持ちを詩にして聴かせて
天上を翔るで嬉しさの表現、霊が言霊=詩の意味、結うが謳うを意味する。
冠火降り満ちて 何人幸織り成せ
~今のまぶしさをフィドルに込めて その光が世界を照らし皆を暖めるように
冠火は神聖なる灯り。
五月雨の藍海を 唯流るる声は
~もし貴方が涙に伏せていたなら その切なさを詩にして聴かせて
藍の海で悲しみの涙を意味する。唯流るるとは、想いを隠さないで、
そのままの気持ちで伝える、ということ。
移ろひ逆凪ぎ朧気な故郷の音
~移ろいゆく刻をリュートに忍ばせて ゆらぐ想いを1つずつ噛みしめながら
移ろひ逆凪ぎ朧気で、進んだり戻ったり、そして不安定な心の表現。
故郷の音は過去の想い出。
奏で鳴り吹く凱亜 空に響き相成せば
~どこかの誰かが貴方の心に共鳴し ひとつに繋がり大きな輪となる
凱亜(=ガイア)は、この世界全体を意味する。
貴方の声に「奏で(共鳴し)鳴り吹く(共に謳う)」
空に響くということは、大空間で一つに繋がっているということ
飛翔く 祈りの謳 纏ひて
~貴方の想いが風に乗り 海を駆け 遠くの街まで繋がっていくから
羽ばたくで、遠くまで風に乗っていくこと
祈りの詩は自分の想い、纏うは風に載ることを意味する
安らぎの丘 涙の硝子 記憶の箱 想いの碑
~安らぎの平野 涙のガラス 記憶の箱 想いの生糸
一重幾重の虚ろふ生糸 魂の根結び繋ぐ
~一言ずつにその力を込め 重なり合い 流れ渡り 絡み合う精霊の息吹
一重幾重で、自分の想いと他人(達)の想い、
虚ろふで、フワフワと流れていく様、生糸とは想いそのもの
魂の根を結ぶと言うことは、想いが伝わる、つながるということ
たゆたう無の海 精霊の風息
~その唇振るわせ耳元で囁く旋律 鼓動を静め瞼を閉じ体全てで感じてる
無の海とは心の中の無心、その中を自ら自然体で漂うこと=受け入れること
精霊とは、想いを伝えることの擬人化、風息は想いそのもののこと
溶け結ふ曼荼羅に 謳ひの御子あれ
~溶け合いひとつになる心に
曼荼羅とは心(それも深層の)であり、深い意識での繋がりを
溶け結ふ曼荼羅で表す。
謳ひの御子とは、この世の真理、悟りの境地に近いもの。
即ち、身を楽にして全てを受け入れていれば、誰の想いとも繋がれて
人と共存も出来る、受け入れることも出来る…という事を描いた詩。
こんな感じの意味を込めて、制作させていただきました。
想い、伝わりましたか?
さて、次回は「延命剤シーンに託した想い」という話題に触れてみたいと思い ます。
それでは、また次回!